ざっくジャパン

その時に書きたいことを書くなんでもブログ。

おかえりアイデンティティよ


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"UNISON SQUARE GARDEN - お人好しカメレオン" 

 

UNISON SQUARE GARDENの中で一番好きな曲から始まります。

「君だけの為に君はいるんだよ」

 

皆さんこんばんわざっくジャパンです。

最近アイデンティティが消えていきつつある。

本当のお前は一体どこにいるんだ?

自分って存在は一体ナニモノなんだろう。

今回はそんな話をします。とても抽象的な話。

 

そんなことねえよ。お前どう見ても個性の塊だよ。

こんなふうに2つ返事で返されると思う。

 

俺もそう思うよ。

 

〜完〜

 

とはならず。

どうしても最近自分のことが無個性に思えてしまう。

自分という存在が掴めなくなってきた。

 

自分に対して尖り過ぎて逆に丸い存在という認識で、

そしてそれはとてもつまらない人間だと思える。

面白い人間になりたいよ俺。

もちろん笑いというの意味の面白いではない。

 

 

突然ですが皆さん。

自分の個性とか性格って認知してますか?

 

自分はこういう人間で、

こういうことがあるとおそらく自分はこう思う。

こういう時、自分はこういう行動をとる。

 

誰しもが常に自分という人間に適した行動や

選択肢を持ち合わせていて

常に自分らしい回答を選ぶことができる。

 

何をしたところで自分は自分でしかなくて、

自分らしいことをしたと言える。

 

だってそれが自分という人間なんだから。

どれだけ迷っても何もわからなくなっていても

結論としてはそれが自分らしい行動といえる。

 

冒頭から何度も言ってきた通り

俺はその自分らしさが、

アイデンティティがなんなのか、

最近わからなくなってきてたりする。

 

何をしても自分らしいと言えるはずなのに

自分がどこにいるのかわからなくなってきた。

 

今の自分自身のことが

何一つわからなくなってきた。

 

確か昔はわかっていたはずなんだけど

ここ5年ぐらいでどんどんわからなくなってきている。

 

普段は何に対しても適当に返事して、

適当に人と関わって、それっぽい言葉を話していて。

 

ふざけた言葉ばっか投げてるなあ。

楽しそうな人間だなあって見えてると思う。

 

そういうふうに見えたらいいなって

わざとそう見せてるところもあるけど

それが素の一面でもある。

それがありのままでもある。

 

でもまあ、真面目な一面も絶対透けてるだろうし

ふとした時に真面目な部分を表に出してしまう。

理屈っぽい話し方してしまうからそれでバレてそう。

 

自分の真面目な一面なんて自分と

興味を持ってくれたモノ好きにだけ伝わればいい。

自己主張はあまりしたくない。

自分はどこにでもいる村人Bでいい。

 

なんて思ってはいるけど

自分はこういう人間なんだって

誰かに伝えたくてしょうがない自分がいる。

だからどこかしらで常にボロが出ている。

ボロが出散らかしている。

 

このブログの存在自体が既にそう。

自己主張したくなけりゃ

こんな思考を書き殴るようなブログは作らない。

 

実際、君のようなモノ好きにしか届かない言葉を今も綴ってる。

自己主張したくない人間が生きていた証なんて叫ばない。

 

多分ここに生きていた証を残そうとしてるんだと思う。

自分はこういう存在なんだと叫びたいんだと思う。

 

なんてくさい言葉をいくつか並べたところで

話を少し進めるとしよう。

 

人と話をしていてふとした時に思うことがある。

 

こうしたほうが正解に近いだろうなって。

でも自分の価値観を押し付けることはしたくなくて。

 

絶対的に正しいことなんて存在しないから

人はこうやって生きるべき、

絶対にこうするべきなんて発言や回答が嫌いで。

 

自分の思想を人に強く推し進めたくなくて。

その人らしく生きてる人間が好きで、

口を挟むと俺がそれを奪ってしまうような気がする。

 

俺や他の誰かと意見が食い違ったとしても

君が思ったことは君の答えの一つで、

君の選択は間違っちゃいない。

 

人の意見なんて話半分で聞き流して

ありのままで君の思うようにどうか生きて欲しい。

 

なんていつも考えて生きている。

そう考えなくちゃいけない呪いを自らにかけている。

 

自分の意見だけが正義の人間を

幼い頃からずっと反面教師にして生きてきたから

そういうふうに出来てしまっている。

そうでないと自分のことを嫌いになってしまう。

 

そしてそれに伴って

本来の自分の言葉が薄れていく。消えていく。

 

誰かの考えを頭ごなしに否定するのは良くないし

どれも自分自身と言えるのもわかってる。

 

でもどんな言葉からも自分らしさがあまり感じられなくなっている。

俺はどこにいってしまったんだろうか。

 

閑話休題。(閑話休題って言葉かっこいいから使いたかった)

過去にこんなことがあった。

大したことは何一つとしてしていない。

 

でも結果として人の命を1つ。

たまたま人を救ったような経験がある。

俺から言わせてみれば救ったなんて烏滸がましいし

その人が勝手に自分自身を救っただけなんだけれど

まあ、そう捉えられるようなことがあった。

おそらく感謝されてると思う。俺を敬えガハハ。

 

その時にその人にこんな言葉を投げられた。

 

「お前って情はあるけどドライだよな」

 

多分その人にとってその時欲しい言葉を

たまたま投げることができて、

その人の重荷を少しだけ下ろすことができて、

でもそこからは後は知らねほなまた!! 

 

って感じの俺だから故に出てきた言葉だと思う。

 

でもこの一言がその時の俺だけでなくて

今の自分の全てを表している気がする。

 

この人間の言動、行動、思考は全て矛盾してる。

基本、矛盾で成り立ってる。

 

常に何かを肯定する自分と

否定する自分が同時に存在していて

常に相反している。

 

ここまでのこの記事の内容ですら既にそうだよね。

 

そうした矛盾にまみれた思考のせいで

身動きが取れなくなることが余りにも多くなった。

 

お前はどこにいるんだ?

本当は何がしたいんだ?という問答がいつも始まる。

 

初めからどこにもいなかったのかもしれない。

いつも宙ぶらりん。

 

自分に対して主観的な感覚が薄れつつある。

常に一つ上の視点からぼーっと俯瞰してる感覚。

 

お前はここでどう動くのが正解か。

お前は正解を選び続けなければならない。

優しくなくとも厳しくなくとも

正しくなくとも間違っちゃいなくとも

正解を選び続けなければない。

 

はっきり白黒に寄せた回答を出せない

周りに馴染む色に変色し続ける

カメレオンみたいな人間になってしまった。

 

何が言いたくて何が書きたくて

この記事が始まったのか何もわからなくなってきた。

 

なんて思っていたのだけれど。

話は冒頭の曲に戻る。

 

この曲はユニゾンの中でも特別な曲らしくて。

魂を削って作詞した曲らしい。

 

一聴じゃ意味がわからない曲ではある。

自分も初めて聞いた時は聞き流していた。

 

けど回数を重ねるにつれて自分の中で音が響き

いつしか一番好きな曲になっていた。

 

曲と似たような経験を経た瞬間に

ピースがハマったパズルのように

自分の中に落ちてくる。

 

曲が自分にハマる瞬間。

自分がその曲にハマる瞬間。

 

好きな音楽はその人を表している。

その人は好きな曲で表される。

 

2013年にこの曲を公表してから約10年間。

この曲をライブで披露した回数はたった3回で

一度目は2019年に舞洲でやった15周年記念ライブ。

 

まさかの一曲目で飛んできて

絶対今回もしないだろうなと思ってた曲だったから

いきなり感情が崩壊したのは今でも覚えてる。

 

2回目は15周年記念のFC限定配信ライブだっけな。

 

そして3回目が先日。

ツアー中の曲をバラしてしまってごめんね。

でもこの曲を語らずして本稿は終われない。

 

自分がどこにいるのか。誰なのか。

ライブで直接この曲を聞いて

全てが鮮明に見えたような気がした。

 

全てが肯定された気がして

今自分が内包してる鬱憤全てが

走馬灯のように駆け巡って泡のように消えていった。

 

勿論この曲なんてするわけないって

今回も思ってたから1フレーズ目で感情が崩壊した。

 

こんだけライブしてるロックバンドが

たった3回しか公演で披露したことないんよ。

 

文字通り頭を抱えた。

 

「だから今その声を捨てないで」

 

ああ、これが俺か。

なんだ俺ってずっと俺だったんだ。

 

カチっとピースがハマった音がした。

全てが腑に落ちたような気がした。

 

最初からずっとわかってたことだった。

確かにずっとそこに自分がいた。

 

どこまでいっても気まぐれで気分屋な猫で

何色にでも染まれるカメレオンで

それなのに自分の為にしか生きられないエゴの塊で

 

矛盾で塗り潰された人間なんだったなって

改めて自分のことを思い出した。

 

なんだずっとここにいたんだって。

どれもこれも自分らしさなんだって。

 

人生ってよく出来てるよなほんと。

きっと奇跡なんてなくて全てが必然で。

意味のない出会いだとか

意味のない出来事だとかそんなものないんだって。

 

今まで生きてきた全ての経験があるから

今の自分が形成されているわけで

きっと全部に意味がある。全部が今に繋がってる。

 

後悔だとか悩みだとか

全部自分が自分であるためにしかないんだって。

 

当たり前のことは当たり前すぎて

見失ってしまうんだなあと。

 

どうにも音楽ってやつは最高の娯楽らしい。

ロックンロールはいつまでも鳴り止まないらしい。

ちなみにタイトルは何一つ関係ない曲のパロディ。

 

終わり方がわからなくなったから

このあたりで終わっておこう。

 

こんな感じで終わり方が見つからずに

宙ぶらりで浮いた記事がいくつもあるけれど

まあそれもまたきっといつか綺麗にまとめて

表に出そうと思う。気が向いたらね。

 

そこもなんか全部自分らしいや。